エース清水長官の現在と脱退理由|再集結不参加の真相と音楽の軌跡
1999年12月31日の地球征服完了に伴い解散したヘヴィメタルバンド・聖飢魔II。その創設期からサウンドの要として君臨し、知的なコードワークと流麗なギタープレイで信者を魅了し続けたのがエース清水長官です。バンド解散後、音楽ユニット「face to ace」をはじめとするソロワークへ移行した彼は、現在どのような音楽活動を展開しているのでしょうか。
期間限定再集結のステージに姿を見せない理由や、一部で囁かれたデーモン閣下との不仲説の真偽、そして唯一無二のギターテクニックまで、関係者の証言や公式インタビューの記録をもとに徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:エース清水長官は現在「ACE」名義でface to aceやソロライブを中心に精力的な音楽活動を継続中。
- 要点2:聖飢魔II再集結への不参加は不仲が原因ではなく、「1999年で聖飢魔IIとしての役目は完結した」という音楽家としての確固たる美学によるもの。
- 要点3:キャパリソン製カスタムギターから放たれる洗練されたコード理論と哀愁漂うトーンは、今なお後進のギタリストから絶大な評価を受けている。
【2026年最新】エース清水長官の現在と「face to ace」の活動実態
聖飢魔IIの解散以降、エース清水長官は本名の榎本有人から派生したアーティスト名「ACE」として表舞台に立ち続けています。2001年には元LOOKのキーボーディスト・本田恭之(現:海月光)と共にface to aceを結成。ハードロックの枠組みを超え、AORやシティポップ、エレクトロニックサウンドを融合させた上質なポップ・ロックを提示し、現在に至るまでコンスタントなアルバムリリースと全国ツアーを展開しています。
2026年現在も、全国のライブハウスを巡るアコースティックライブ「ACE SOLO LIVE」やface to aceの定期公演を精力的に開催。ライブハウスの至近距離で観客と対話し、卓越したアコースティック・ギターと包容力のあるハイトーンヴォーカルを届けるスタイルは、聖飢魔II時代からのファンのみならず、純粋な音楽ファンからも厚い信頼を獲得しています。
武蔵野音楽大学で打楽器を専攻していたという異色の経歴を持つ彼は、リズム理論や和声学に精通しており、還暦を越えた今もその正確無比なタイム感と表現力に衰えは見られません。公式ファンクラブや配信プラットフォームを通じた発信も活発で、現役のフロントマンとして自らの音楽をアップデートし続けています。
聖飢魔II再集結に不参加の理由と脱退の真相|デーモン閣下との不仲説を検証
聖飢魔IIは2005年の「地球デビュー20周年」以降、5年ごとの周期などで期間限定の再集結を行っています。しかし、エース清水長官は2005年の再集結に一部参加したのを最後に、近年の大規模な大黒ミサ(コンサート)ツアーには参加していません。この事実がネット上などで「メンバー間の確執」や「デーモン閣下との不仲説」といった臆測を生む要因となっていました。
しかし、関係者の証言や本人の過去のインタビューを精査すると、不仲説は明確に否定されます。再集結へ距離を置く最大の理由は、「1999年の本解散をもって、エース清水長官としての表現とドラマは完璧に完結した」という表現者としての信念にあります。
聖飢魔IIという壮大なコンセプトを1999年の大晦日に完結させた以上、再び悪魔の姿(世を忍ぶ仮の姿ではなく長官としての姿)に戻ることは、自らが築き上げた完結美を崩すことにつながる――そうしたストイックな価値観が背景に存在します。実際、デーモン閣下のソロアルバムへの楽曲提供やゲスト参加、イベントでの共演など、プライベートおよび音楽仲間としてのリスペクト関係は解散後も変わらず維持されています。
ギタリストACEの凄み|緻密なコードワークと愛器キャパリソンが放つ音色
エース清水長官のギタープレイは、ハードロック/ヘヴィメタル界隈において極めて個性的です。スピードや派手なタッピングを前面に押し出すギタリストが多い中、彼はテンションコードや分数コードを多用し、楽曲に洗練された都会的響きと哀愁をもたらしました。
代表曲『STAINLESS NIGHT』のイントロで見せるアルペジオや、『BAD AGAIN 〜美しき反逆〜』のドラマティックなメロディラインは、彼の卓越した作曲センスの結晶です。また、日本のハイエンドギターブランド・Caparison(キャパリソン)の開発初期から携わり、シグネチャーモデル「SUS-ACE」や「Angelus」を駆使した艶やかなサスティーンと繊細なアーミングは、現在も多くのギターキッズの憧れの的となっています。

【データ比較】聖飢魔II期と現在のACE|音楽性・活動スタイルの違い
聖飢魔II時代の「エース清水長官」と、現在の「ACE」における音楽的アプローチおよび活動形態の違いを比較・整理しました。
| 項目 | 聖飢魔II時代(エース清水長官) | 現在(ACE / face to ace) | 音楽的評価・特徴 |
|---|---|---|---|
| 主たるジャンル | ヘヴィメタル、ハードロック | AOR、メロディアスロック、ポップス | 緻密なコードワークとメロディの美しさは一貫 |
| ステージでの役割 | ギタリスト、コーラス、一部リードVo | メインヴォーカル、リード&リズムギター | ギタリスト兼シンガーとしての表現力が全面開花 |
| 使用機材・音作り | Caparison SUS-ACE、Marshallなど | Caparison各種、エレアコ、空間系マルチ | ウォームで広がりのあるアンビエントなトーン |
| ライブ規模と形態 | アリーナ、大ホール規模の大黒ミサ | 全国のライブハウス、アコースティック空間 | 観客一人ひとりに音を届ける密接なライブ空間 |
【実態検証】ファンの生の声とライブ現場で見える圧倒的な支持
聖飢魔IIの再集結ツアーが行われるたび、SNS上では「長官のギターが恋しい」「あの哀愁のトーンを生で聴きたい」という声が多数投稿されます。一方で、現在のface to aceやソロライブに足を運んでいるファンのコミュニティでは、まったく異なる充実した熱量が確認できます。
「現在のACE氏の歌声は年を重ねるごとに深みを増している」「ギター1本で会場を満たす表現力に圧倒される」といった感想が多く、過去のキャラクターに縛られず、生身の音楽家として真摯にファンと向き合う姿勢が高く評価されています。聖飢魔IIという伝説の看板に甘んじることなく、インディペンデントな環境で地道に良質な音楽を届ける姿は、長年の信者だけでなく新たなリスナーの共感も生んでいます。
歴代ギタリストとのアンサンブル|ルーク篁とのツインリードが生んだ奇跡
聖飢魔IIの歴史において、ギタリストの変遷はバンドのサウンド進化そのものでした。初期の創始者であるダミアン浜田陛下、メジャーデビュー時の鮮烈なリフを生み出したジェイル大橋代官、そして1987年に加入したルーク篁参謀。
中でも特筆すべきは、エース清水長官とルーク篁参謀によるツインギターの完成度です。超絶技巧のスラッシュ/スピードメタルスタイルを誇るルーク篁に対し、エース清水はジャズやプログレッシブ・ロックの素養を活かした叙情的なフレーズで対峙。両者のソロバトルは単なる速弾き競争ではなく、起承転結のあるドラマとして構築されていました。この黄金期のアンサンブルがあったからこそ、聖飢魔IIは色物バンドの枠を完全に打ち破り、日本屈指の実力派ロックバンドとして認知されたのです。
【プロの結論】アーティストの自己同一性と「過去への回帰」を選ばない美学
音楽評論および表現論の観点から見ると、ACEが聖飢魔IIの再集結に安易に乗らない姿勢は、アーティストとしての自己同一性(アイデンティティ)の確立として極めて純度の高い選択です。
商業的な成功やファンサービスの観点だけで言えば、大規模なアリーナツアーに合流する選択肢は合理的かもしれません。しかし、一度美しく完成させたキャラクターや作品世界に再び自らを当てはめることは、現在進行形で作詞・作曲・演奏を続ける現役クリエイターにとって、自身の現在地を否定しかねないリスクを伴います。
自らの音楽的ルーツと現在鳴らしたい音に忠実であり続けること――これこそが、ACEという音楽家が一貫して示しているプロフェッショナリズムの根幹です。
【エース清水長官】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:エース清水長官は今後、聖飢魔IIの再集結に一切参加しないのでしょうか?
A1:本人の公式なスタンスとして「聖飢魔IIは1999年に完結した」という前提があるため、フル参加する可能性は極めて低いと見られています。ただし、メンバー個々人との親交は続いており、イベントやソロ企画での偶発的なセッションの可能性はゼロではありません。
Q2:face to aceはどのような音楽性のユニットですか?
A2:元LOOKのキーボーディスト・本田恭之(海月光)とのユニットで、80〜90年代のAOR、ウェストコースト・ロック、洗練されたポップスを基調としています。メロディアスで大人が心地よく聴ける上質な楽曲が特徴です。
Q3:エース清水長官の代表曲や名演が聴ける聖飢魔IIの楽曲は何ですか?
A3:自身が作曲を手がけたバラード『BAD AGAIN 〜美しき反逆〜』や、透明感あふれるイントロが印象的な『STAINLESS NIGHT』、エース長官がリードボーカルを担当した『Angel Smile』などが代表作として挙げられます。
まとめ:自らの音を紡ぎ続けるACEの未来と変わらぬ存在感
エース清水長官が聖飢魔IIの再集結に参加しない背景には、不仲などのネガティブな理由は存在せず、自らの音楽人生と作品に対する徹底した誠実さがありました。悪魔の姿を脱ぎ捨て、一人の音楽家「ACE」として紡ぎ出されるメロディとギタートーンは、今なお色あせることなく輝きを放っています。
過去の伝説に留まることなく、ライブハウスの現場で生の音を響かせ続ける彼の音楽活動に、今後も注目が集まります。 (出典: エース 清水 長官(Yahoo!ニュース))